4年前、宮城県石巻市で男女3人を刃物で刺して2人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた当時18歳の元少年の裁判で、2審の仙台高等裁判所は1審の裁判員裁判に続いて死刑を言い渡しました。 4年前、宮城県石巻市の住宅で男女3人が包丁で刺され、この家に住む南部美沙さん(当時20)と友人の大森実可子さん(当時18)が死亡しました。 南部さんの妹の交際相手だった当時18歳の元少年が殺人などの罪に問われ、1審の仙台地方裁判所は少年事件の裁判員裁判では初めて死刑を言い渡しました。 元少年の弁護士は「犯行は衝動的で更生の可能性もある。死刑は重すぎる」として控訴していました。 31日の2審の判決で、仙台高等裁判所の飯渕進裁判長は1審の裁判員裁判に続いて、死刑を言い渡しました。