オウム真理教の元信者、高橋克也被告の裁判員裁判で、元教団幹部で無期懲役が確定した林郁夫受刑者の証人尋問が行われ、林受刑者は法廷でみずからも関わった監禁致死事件の遺族に謝罪しました。 地下鉄サリン事件や、假谷清志さん(当時68)の監禁致死事件などに関わった罪に問われているオウム真理教の元信者、高橋克也被告(56)の裁判で5日、元教団幹部の林郁夫受刑者(68)が証人として出廷しました。 林受刑者は地下鉄サリン事件の実行役の1人ですが、逮捕されたあと積極的に捜査に協力したとして自首が認められ、ほかの実行役が死刑判決を受けるなか、1審で無期懲役が確定しています。 医師だった林受刑者は法廷で假谷さんの事件について、「麻酔薬を投与して、信者だった假谷さんの妹の居場所を聞き出そうとしたが聞き出せなかった。假谷さんが起き上がりそうになると薬を使った」と、尋問を終えたあとも監禁を続けるために麻酔薬を投与した