政府は7月28日、出入国在留管理庁の体制を緊急に強化するため、職員226人を増員すると発表した。不法残留者対策や在留審査の迅速化を進めるためだ。 一方、日本で20年以上暮らすフィリピン人難民申請者のエドセルさんは、こう訴える。 「日本では、難民たちが非常に苦しい状況に置かれています。入管も裁判所も、私の難民申請を適切に審査してくれませんでした」 フィリピンで労働組合活動に携わり、仲間が殺害されたことをきっかけに2005年、日本へ逃れてきたエドセルさん。帰国すれば命の危険があると訴え続けてきたが、日本では未だ難民と認められていない。 現在、エドセルさんが抱いている危機感は、自身が強制送還される可能性だけではない。日本政府が進める「不法滞在者ゼロプラン」、そして日本からフィリピンへの防衛装備品の移転にも、不安の目を向けている。 ◆仲間が殺され、日本へ逃れた エドセルさんが暮らしていたのは、マニ

