もっとも、これがそのままPerlの人気と連動していたかというと、そうとも言い切れないのがむずかしいところ。2005年以降の退潮にバブル的な人気を誇ったRuby on Railsの影響があったのは間違いないでしょうが、内外から500人近い参加者を集めるYAPC::Asiaのチケットがわずか3日で売り切れてしまうくらいの需要はあるのですから、これまで「モダンな本」がなかなか出てこなかった原因は、むしろ20世紀末から続く出版界の不況とそれによる出版傾向の変化や、日本のPerlユーザがブログという個人メディアで旬の話題を消費することに慣れてしまった結果、最低でも2~3ヶ月のタイムラグが生じてしまう出版コストに不満を感じてしまうようになった(2002年というのはMovable Typeの日本語化パッチが出回り始めた年でもあります)、等々の問題の方が大きかったようにも感じられます。 単行本10冊分
![第5回 Pod::Perldoc:ドキュメントはどこに? | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ec9c75e3ee23a7a24ed573d0cc06cb9f0ea42a4b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2009%2F345_modern-perl.png)