経営再建中の日本航空(JAL)が、撤退する地方路線を次々と決定している。2010年3月末をもって撤退する路線のうち、松本-札幌線、松本-福岡線と静岡-福岡線を引き継ぐことを表明しているのが、静岡空港を拠点とする新しい航空会社「フジドリームエアラインズ(FDA)」だ。大手航空会社が経営の効率化を余儀なくされている今、こうした地域航空会社の役割に期待が集まっている。 FDAは、07年に地元に本社を置く物流大手の鈴与が、09年6月の静岡空港開港に合わせて設立した。静岡にはこれまで空の玄関口がなく、ビジネスや行楽の主な交通手段は自動車か列車。静岡空港から福岡や札幌などへの定期便が増えれば日帰りも可能になるため需要は確実にある。地方と地方をつなげば大都市への一極集中も緩和され、地域の活性化にもつながる。こうしたニーズに応えようというわけだ。JALの松本線を引き継ぐ意向を決めたのも趣旨は同じだ。JAL
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