ヒトの受精卵をこれまで限界とされていた7日間を大幅に上回る13日間、体外で培養することに成功したとイギリスとアメリカの大学の研究チームが発表し、受精卵の成長過程の詳しい解明につながることで不妊治療の技術の改良や、再生医療への応用が期待されています。 ヒトの受精卵は、精子と卵子が受精してからおよそ7日後に子宮に着床することで成長を続けるため、これまで体外で培養できるのは7日間が限界とされてきました。 研究チームは、特殊な培養液を開発し培養の環境を整えることで、受精卵を実験容器の中でこれまでの限界を大幅に上回る13日間、培養することに成功しました。今回の成果は、ヒトの受精卵が子宮に着床したあとの成長過程を詳しく解明することにつながり、不妊治療の技術の改良や、再生医療への応用が期待されています。 一方で、技術的に長期間にわたって受精卵を体外で培養できるようになると今後、どれくらいの期間ならば認め