AKB48(右側)とアイドリング!!!のメンバーたち。両者が合体する新ユニットも注目される=林陽一撮影 昨年のNHK紅白歌合戦に出演したAKB48をはじめ、多人数のアイドルグループが脚光を浴びている。1980年代のおニャン子クラブ以降、「モーニング娘。」など多人数アイドルはたびたびブームとなっている。その背景を探ってみた。 (桜井学) 総合力 今月上旬、都内のホテルで行われた記者会見に、フジテレビの番組から生まれたアイドリング!!!とAKB48のメンバーが登場し、AKBアイドリング!!!という合体ユニットを結成すると発表した。 おニャン子クラブの仕掛け人で、AKB48のプロデューサーでもある作詞家の秋元康は、その席上で、「今の時代、想定外のものが求められている。現在のタレント業は厳しい。弁護士や医者、学者など背景を持っている人がタレントもやっていて、それが面白い。現在のタレント業はそれだけ