2019年2月12日のブックマーク (1件)

  • わたし没イチ♪ - Every day is a new day.

    旦那ががんを宣告されてからは、自分はただがむしゃらに看病する無機質な人間になっていた。 『あの時無理やり病院へ連れて行けば…』『娘たちに動揺を見せてはならない…』 そんなことばかり考えていた。 明らかに以前とは悪い意味で違う自分。ただ、そんな自分に対しても惑わされず、何一つ代わることのないのんきな旦那と、冷静で穏やかな娘たちが唯一の心の救いだった。 旦那が亡くなってから早6年。 見つかった時にはすでに肝転移していたので予後は厳しかったけれど、このふざけたおじさんなら治っちゃうんじゃないの?なんて、淡い期待を抱いていたのは嘘ではない。 でも、結局は告知から2年で亡くなってしまったのだけれど。 旦那の葬式やらがひと段落し、職場へ復帰したときには皆が「大変だったね」という言葉をかけてくれた。 しかし、当時の自分にしてみれば、「だったね」って何?である。 声をかけられるたびに、『違う、過去形じゃな

    わたし没イチ♪ - Every day is a new day.