法政大学島野智之教授、竜洋昆虫自然観察公園柳澤静磨職員、鹿児島大学坂巻祥孝准教授からなる研究チームの研究で南西諸島(鹿児島県〜沖縄県)から新たに2種のルリゴキブリ属のゴキブリを発見、ブルーメタリックに黄色い帯の美麗種2種を新種としてZoological Science(ズーロジカル・サイエンス)誌に記載発表しました。ルリゴキブリ属のゴキブリは日本ではこれまでに石垣島、西表島に生息するルリゴキブリ Eucorydia yasumatsui 1種のみが知られていました。 ゴキブリは害虫として知られています。現在、日本産ゴキブリは57種が知られており、今回2種を新種として記載したため、合計59種となりました。このうち、人家の中に出現するのは、1割程度であり、それ以外のゴキブリは、森の朽ち木や洞窟などに生息して、朽ち木などの有機物を食べて生活しており、人間とはほとんど関わりのない生活をしています。