こちらはさまざまなタイプの計算尺。異なるピッチのメモリを合わせていくことで、簡単に計算結果を得られる。僕らの年代までは計算尺に触れることもあったのだが、今はもうコンピュータの時代。初めて見るという人もいるかも? 第2次世界大戦中に開発された真空管を用いたコンピュータ「ENIAC」。爆撃時の着弾計算にも使おうとしたそうだが、'46年になっても完成することが出来なかったとか。18,000本の真空管と1,500個のリレー、7万個の抵抗と1万個のコンデンサで作られている。ENIACは現在のようなプログラミング可能なノイマン型コンピュータではなく、問題解決のアルゴリズムを変更するためには、配線をやり直す必要があった。毎秒35,000回の加算を行なう性能がある。開発コストは48万7千ドル 同じく第2次世界大戦でドイツが使った暗号装置「ENIGMA」。その原型はオランダで'19年に生まれたそうだが、それ