5日午後2時10分ごろ、那覇空港2階の保安検査場で検査を終えた日本人とみられる出発客が、誤って1階の手荷物受取所に入る「逆流」トラブルがあり、安全確認のため、12便に最大で約1時間半の遅延が発生した。那覇空港では3月にも同様のトラブルが発生し欠航や遅延が起きた。 ■3月にも発生、出発客が手荷物受取所に 那覇空港で5日、運航ダイヤに最大で1時間半余りの遅延が出たのは、出発客が手荷物受取所に立ち入った「逆流」が原因だった。同様の事案は3月にも発生。再発防止策の説明がないまま再び“警備の穴”が露呈した格好だ。 那覇空港事務所などによると、出発客は午後2時すぎ、保安検査後に誤って手荷物受取所に立ち入り、すぐ搭乗ゲート方向に立ち去った。目撃した空港職員からの連絡を受け、行方を探すために保安検査場を封鎖。他の乗客と接触がないと確認された約1時間後に保安検査が再開されたが、数千人の足に影響が出た。