出光興産は6月24日、韓国LG Display(LGD)と有機ELディスプレイ分野で戦略的提携を結んだと発表した。両社が持つ関連特許のクロスライセンスも行う。出光はソニー、東芝モバイルディスプレイと同分野に取り組んでおり、LGDとの提携で有機EL材料事業を強化するとしている。 出光はLGDに対し高性能有機EL材料を提供するほか、デバイス構成などの提案を行う。LGDはアクティブ型有機EL開発に取り組んでおり、フレキシブル型や15インチノートPC用などを発表してきた。出光との提携で、大型パネル市場への参入に大きく貢献できるとしている。 出光は2005年からソニーと有機EL材料の共同開発を進め、携帯機器向けは東芝モバイルディスプレイ(旧東芝松下ディスプレイテクノロジー)と技術開発を進めてきた。 関連記事 寿命6万時間の有機ELディスプレイ 東芝松下ディスプレイと出光が共同開発 東芝松下ディスプレ