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2011年7月6日のブックマーク (2件)

  • 第2回:熱電変換技術,効率急上昇で実用にメド

    研究歴60年以上の技術も ここからは各技術について,やや詳しく紹介する。 熱や振動を利用するエネルギー回収を実現する技術は,実際には何種類もある(図5)。具体的には熱を利用する技術には,温度差を起電力に変える熱電変換技術と,熱を音のエネルギーに変換する熱音響技術の2種類がある。 振動を利用する技術は,圧電効果を利用するもの,磁気誘導を用いるもの,静電容量の変化を用いるもの,そして振動をタービンの回転エネルギーに変換して発電するもの,の4種類に大きく分けられる。熱音響技術は,発電用途で用いる場合は熱を音に変換した後,その音に振動を電力に変換する技術を適用する。 熱や振動による発電技術は,大きく6種類に分けられる。熱による発電は,温度差を起電力に変換する熱電変換技術,温度差から音波を発生させる熱音響技術の2種類。振動による発電は,タービンを用いる例を別にすると,いずれもマイクで利用されている技

    第2回:熱電変換技術,効率急上昇で実用にメド
  • 熱電発電市場調査 BMWと東芝 エンジン排熱発電開発へ

    独BMWは、東芝と共同でエンジン排熱を電力に再生させる自動車用ユニットの開発に着手した。23日、BMW日法人幹部が明らかにした。欧州でも環境規制が強まり、急ピッチで燃費の改善が求められる中、内燃機関の効率向上で手つかずとされてきた排熱発電の分野に初めて取り組む。  今回、開発する技術は、高温と低温の温度差を利用し、発電や温度を測定する「熱電対」と呼ばれる原理を利用する。高温はエンジンの排気熱、低温は外気を利用する。エンジンは800〜900度Cまでの高温になるため、発電に必要な温度差は十分に得られるとみている。  東芝はこの技術を人工衛星に応用。宇宙空間で太陽光があたっている領域を高温部に、そうでない部分を低温部にして発電している。すでにドイツ国内で東芝とBMWの技術陣が共同開発を始めているという。  BMWでは、この技術をエンジンと電気モーターを併用して燃費効率を引き上げるハイブリッド車