1. 今回サンプルの概要 基幹系システムは仕訳データが発生する業務系システムであることは前回、前々回で見てきましたが、その他に基幹系では在庫つまり「モノ」を扱う部分もでてきます。そしてこの「モノ」の部分は入出庫処理などを含む在庫管理システムで扱われることになりますが、これも基幹系での大変重要な機能要素となってきます(注1)。 在庫管理システムでの管理品目は、購入品、製品、それに製造業では資材・部品や仕掛り品など多様ですが、在庫管理システムのポイントはなんといっても正確な在庫数量を把握・維持管理することにありますが、情報システムで扱う場合には次のような問題点も発生しがちでした。 入出庫数量更新での問題 従来の在庫管理システムでは、在庫場所すべてにPCなど入力端末を配置することが困難な場合も多く、従って現場では入出庫数量を紙に記帳し、日単位のバッチ入力で、記帳された数量を端末から入力するような
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