ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (4)

  • 中村宗悦『テキスト現代日本経済史』(学文社) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    明治から現代までの日経済の通史です。あるようでない教科書としてみなさんにお手元においておくようにおススメします。 特にここ20年ほどのまさに「現代」に詳しく、コラムなども読ませます。 学生の副読としてもススメたいと思います。 僕がいろいろ書くよりも以下の詳細な目次をみれば書の特徴がよくわかると思います。 目次 まえがき 第1章 戦前期日のキャッチアップ過程 1. 自立的資主義 明治政府の産業化政策/貨幣制度の確立/銀価低落下での企業勃興 2. 自立的資主義から国際的資主義へ 日清戦後経営/金位制への移行/日露戦時外債の発行,日露戦後経営 3. 国際環境の変化:第1次世界大戦前後 第1次世界大戦の影響/大戦景気と米騒動/ヴェルサイユ,ワシントン条約体制/中国の動向 4. 重化学工業化の進展 製鉄業/機械工業/化学工業/蒸気力から電力へ 5. 大衆消費社会の誕生 メディアの発達

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  • 日本人初受賞の下馬評あるが、素直に喜べないノーベル経済学賞をめぐる話題 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    ほぼ10年近く、ノーベル経済学賞の時期になると清滝信宏氏の受賞が期待されている。だが、僕はかなり醒めている。 そもそも経済学にノーベル賞を与えるほどの根拠があるのか不明だ。 ノーベル経済学賞自体が経済学の多様性を無視している現状もある。世界の経済学者の数をみたときに日やアジア諸国、欧州を考えるとノーベル経済学賞が与えてきた「経済学」は人口比でせいぜい半分程度の人たちを対象とするものでしかない。つまり政治的な配慮がここに働いているのは明白である。 また日では科学研究などの妨害(緊縮財政主義など)でしか経済学者の主流は貢献していないという問題もある。日経済学者たちは2014年の消費増税に大賛成していたし、いまも主流の人たちは緊縮主義であり、科学研究を荒廃させ、そして将来の世代を不当に苦しめている。これは世界的にもしばしばみられる現象だ。これがもっとも経済学にノーベル賞の栄誉を与えてはい

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  • 日本経済、「あと一押し」まで来たのかどうなのか?-GDP速報をうけてのリフレ派の解説まとめ

    GDP第2四半期の速報がかなりよい内容だったのをうけて、いわゆるリフレ派の論客(田中含む)が論説を書いています。そのうちいくつかをご紹介。 トップバッターは、嶋中雄二さんです。 嶋中雄二の月例景気報告(8月14日)No.88:「数量景気」からミニ設備投資ブームへ〜「いざなぎ超え」後の拡張局面の行方〜 http://www.sc.mufg.jp/report/business_cycle/snm_report/pdf/snm20170814.pdf 「数量景気」というのは、物価上昇を伴わずに雇用・生産などが改善していく景気局面を指す、たぶん嶋中さん独自の用語法ではないかと思います。<付記>「数量景気」という言葉は昔から使われているようです。中村宗悦さんからご指摘を頂いたので付記させてください。 嶋中さんもそしてこれから紹介する各論客も「過度の抑制的な財政政策」の見直しと、金融緩和の可能なかぎ

    日本経済、「あと一押し」まで来たのかどうなのか?-GDP速報をうけてのリフレ派の解説まとめ
  • リフレ派のマスターのひとりの直言!:森永卓郎『消費税は下げられる!』

    森永卓郎さんは、時論レベルではほとんど表だって言われていなかった日銀行批判の口火を切った『日銀不況』(森永さん含め、野口旭さんら参加)で、昔関東軍、今日銀というキャッチフレーズとともに、事実上のリフレ派(デフレを脱却して低インフレで長期停滞に終わりをもたらす考え方)の端緒をひらいた。それまでバラバラに活動したり、または学会・研究会・市井にいた人達を出版物で結び付けることができたその最初の契機である。 私も森永卓郎さんの『日銀不況』の出版的成功を機会にして、そこに猪瀬直樹メールマガジンでの人的つながりなどをステップに、野口旭さんとの共著『構造改革論の誤解』で時論の単行デビューをしたといっていい。その後もアイドル、サラリーマンものなどで何度も好意的な書評を書いていただいた。その意味ではリフレ派のマスターのひとりである。実は片岡剛士さんの職場の先輩でもあり、また事実上の師匠でもあることもまた

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