明治から現代までの日本経済の通史です。あるようでない教科書としてみなさんにお手元においておくようにおススメします。 特にここ20年ほどのまさに「現代」に詳しく、コラムなども読ませます。 学生の副読本としてもススメたいと思います。 僕がいろいろ書くよりも以下の詳細な目次をみれば本書の特徴がよくわかると思います。 目次 まえがき 第1章 戦前期日本のキャッチアップ過程 1. 自立的資本主義 明治政府の産業化政策/貨幣制度の確立/銀価低落下での企業勃興 2. 自立的資本主義から国際的資本主義へ 日清戦後経営/金本位制への移行/日露戦時外債の発行,日露戦後経営 3. 国際環境の変化:第1次世界大戦前後 第1次世界大戦の影響/大戦景気と米騒動/ヴェルサイユ,ワシントン条約体制/中国の動向 4. 重化学工業化の進展 製鉄業/機械工業/化学工業/蒸気力から電力へ 5. 大衆消費社会の誕生 メディアの発達