第一生命が例年行っている「大人になったらなりたいもの」つまり子供のなりたい職業ランキングのキャンペーンで、昨年2017年度の男の子のランキングでは「学者・研究者」が15年ぶりに1位になったというのが大きなニュースになっていました。 なのですが、ここで「日本人が3年連続でノーベル賞を受賞したことなどが影響しているのではないか」というコメントがなされている点に個人的に引っかかりました。僕の記憶にある範囲では、過去に日本人のノーベル賞受賞者が多かった時期でも有名なこのキャンペーンで「学者・研究者」が上位になったケースはそれほど多くなかった印象があるからです。 と言っても、ここで印象が云々言っていてもただの床屋政談になるだけなので、試しにきちんとデータセットを用意してきて、可能な限り定量的に分析してみようと思います。 データソース及びデータセット 順序ロジット単回帰で「日本人ノーベル賞受賞者数」と