また、研究に参加者した大半の男性が毎日の食事で砂糖を含む飲料を飲んでおり、ほぼ半数が1日に1回以上甘い飲み物を飲んでいることがわかった。しかし、抜け毛を報告していない男性は甘い飲料を週に7回飲むのに対し、抜け毛を報告している男性は平均して週に約12回と、多く飲む傾向があった。 この研究の欠点は、飲料の習慣だけが抜け毛になる要因ではなく、それ以外の食生活や全体的な健康状態、さらにはストレスやメンタルヘルスの既往歴などの要因が関与している可能性があることだ。例えば、抜け毛のある男性は揚げ物の摂取量が多く、野菜の摂取量が少ないことも報告されている。また病気や心配事、あるいはPTSDの既往歴があると抜け毛のリスクが高くなることも明らかになっている。 今のところ、砂糖入り飲料と脱毛の関連は因果関係ではなく相関関係にあり、より多く飲むことが抜け毛のリスクを直接的に高めるかどうかについてはさらなる研究が