ニュージーランドでイスラム教の礼拝所が襲撃され、50人が死亡した銃乱射事件では、20日から犠牲者の遺体の埋葬が始まりました。最初に埋葬されたのがシリア難民の親子だったことについて、アーダーン首相は「安全を求めてこの国へ来たはずなのに、身が引き裂かれる思いだ」と述べました。 親子はシリアの内戦を逃れ、ヨルダンの難民キャンプで6年間生活したあと、ニュージーランドへの移住が認められて去年からクライストチャーチで暮らしていたということです。 最初に埋葬された犠牲者が難民だったことについて、アーダーン首相は20日の記者会見で「親子は安全を求めてこの国に来て平穏に暮らすはずだったのに、身が引き裂かれる思いだ」と述べ、2人の死を悼みました。 警察は死亡した人たちの身元の確認と遺体の引き渡しを順次進めていて、20日中にほとんどの遺体の身元の確認を終えたいとしています。アーダーン首相は事件から1週間となる2