七夕の織姫、彦星として知られている恒星ベガとアルタイルについて、米国立航空宇宙局(NASA)は8日(日本時間)、今年は両星の接近がなかったと発表した。数年前から織姫と彦星の関係が冷めつつあるとの観測結果が出ていたが、実際に会わなくなったのは今年が初めて。 NASAでは、七夕を前にした7月1日ごろからハッブル宇宙望遠鏡などを用いて2つの星を精密に調べていた。観測の結果、今年は両星の移動が観測されず、年に1度の出会いは起こらなかったことが確認された。ここ数年、星間距離は広がりつつあったが、完全に移動をやめたのは今回が初めて。 また彦星(アルタイル)の周りにごく小さな惑星が回っていることも今回新たに分かった。NASAのキンバリー所長は会見で「彦星がどこか別の星とくっついて、子どもの惑星ができてしまったのだろう。おそらく浮気がばれ、なおかつ隠し子までいたことを知った織姫が前年に破局を通達したものだ
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