ラスパイレス指数(ラスパイレスしすう、Laspeyres Index)とは、ドイツの経済学者エティエンヌ・ラスパイレス(英語版)が1864年に提案した指数。基準時に購入した数量と同じ数量を調査時に購入した場合の価格の変化を比較するもので[1]、調査時と基準時の価格の変化を基準時の数量をウエイトとして加重平均した計算式で示される[1]。詳しくは、物価指数を参照。 日本においては、行政の賃金の比較に際して、国家公務員と地方公務員(地方公共団体の公務員)の基本給与額を比較する指数として用いられることが多い。 全地方公共団体の一般行政職の給料月額を同一の基準で比較するため、国の職員数(構成)を用いて、学歴や経験年数の差による影響を補正し、国の行政職俸給表(1)適用職員の俸給月額を100として計算した指数である[2]。具体的には下記の数式で求められる[3]。 LI :ラスパイレス指数 B1, B2,