四月になってまったく新しい環境で、その輪の中に入るのがとても難しく思えて、けれど入って、笑っていて。慣れなくて慣れようとして、昔を懐かしく思ったりして、昔のその時間が奇跡的に楽であったと思いながら一人で歩くとき、地面と空を感じるのだが、その巨大さがますます今を心もとなくさせる一学期は、もう始まってしまったし、夏休みまでは毎日ゆこうと決めたのだから、と6回の目覚ましのアラームで身支度を整える、車の扉をあければ取っ手付の籠にはアソート・クッキーとポカリスエット。椅子の下には真新しいヒールと平らな靴、ダッシュボードにはナビとピアノ曲。 ・・・
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