西川敦子(フリーライター) 【第14回】 2008年02月08日 「ツレがうつになりまして。」著者に聞く。 夫婦力があればドン底も怖くない! ~ 細川貂々(ほそかわ・てんてん)さん夫婦の場合【後編】~ およそ3年にわたる夫(ツレ)の闘病生活を描いた漫画、「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」(幻冬舎刊)。作者の細川貂々さんとツレさんは、まさに2人3脚でうつを乗り越えた。会社を退職し、病状が一進一退を繰り返していたどん底の時期をどう脱したのか。病気を通し、夫婦の関係はどう変わったのか――2人に聞いてみた。 「うつ日記」でわかった 自分の回復 ――退職後の病状はいかがでしたか? ツレさん:いきなり悪化して、びっくりしました。会社を辞めたらすぐよくなるもの、と2人とも思い込んでいたので。1日中、布団から起き上がれませんでした。意識が朦朧としていて、高熱が出ている