日本リファインメタル協会(東京都渋谷区)がこのほど立ち上がった。国内の都市鉱山(市中の廃棄物に含まれる金属)を再活用した貴金属を「リファインメタル」と定義づけ、これを取り入れたジュエリー製品の流通活性のほか、貴金属流通における透明性を図ることを狙いとする。これに賛同するジュエリーメーカーなどから基金を得て活動の規模を拡大しており、今後は使用済み電子機器などを取り扱うリユース事業者からの賛同や、リユース事業者との提携も増やしていきたいという。 協会が展開しているプロジェクトのロゴ 同団体は21年5月に「リファインメタル協会」を前身として発足、22年11月に現在の名称に改めていた。代表理事を務める貞清智宏氏は、ジュエリーブランド「hum」の職人でもある。 ジュエリー製品に用いる貴金属素材において、都市鉱山由来の貴金属の流通・利用を推進することで、「持続可能な」流通を作り上げるのが狙い。天然鉱山