ユネスコが定める「世界文化遺産」に、日本の「富士山」(山梨県・静岡県)が登録される見通しとなった。すでにテレビや新聞など各メディアが報じており、6月にカンボジアで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式な決定が下される形となる。 報道によると、日本政府は昨年1月より「富士山」および「鎌倉」について、世界文化遺産への登録を推薦していたが(関連記事)、今回、ユネスコの諮問機関「イコモス」により、世界遺産登録にふさわしいとの勧告がまとめられたとのこと(「鎌倉」については残念ながら却下)。最終決定ではないものの、この段階で登録が覆った例は非常に少なく、事実上ほぼ決定とみてよさそうだ。 日本では現在、白川郷や原爆ドームなど12の文化遺産と、屋久島、小笠原諸島など4つの自然遺産が登録済み。富士山が登録されれば、国内では17カ所目の世界遺産登録となる。 撮影:編集長 関連キーワード 富士山 | 文化財 |