◆プロセスのアドレス空間の実装 プロセスのアドレス空間 は、次のような領域に分割されて実装されている。 図? プロセスのアドレス空間の実現 各領域には、struct vm_area_struct が対応している。 テキストとデータ(初期値付き)は、vm_area_struct を経由して、実行形 式のファイルと結びついている。最初にアクセスされた時に実行形式のファイ ルから読み込まれる。 BSS、ヒープ、スタックは、ファイルと結びついていない。最初にアクセ スされた時に、0 で埋められたページ・フレーム(anonymous page)が割り当て られる。 各領域は、次のように実装されている。 テキスト 機械語を置く。VM_EXEC 属性と VM_READ属性が付いている。書き込み禁止 で共有可能。mm_struct の start_code と end_code が、開始番地と終了番地 を