趣味でネットサービスを作っている開発者が、サービスを運営するための会社を興そうと考えるのはどんなタイミングだろうか。Webブラウザ上で文字やイラストを手書きし、記事やコメントを投稿できる「手書きブログ」を運営するpipa.jpの川合和寛社長に聞いた。 手書きブログは昨年の11月末、川合社長が1人で開発した。今年の2月に運営起業pipa.jpを設立。5月には登録ユーザー数が10万を突破している。 ――なぜ起業したのですか。 個人で手書きブログを始めたところ、ページビューの伸びが良く、個人の趣味の範囲で運営を続けていてはユーザーに円滑にサービスを提供できなくなることが明らかだったからです。サービスを継続的に提供するため、ネットサービスに特化した企業が必要と判断し、起業しました。 株式会社にしたのは、ほかの会社と業務提携しやすいのではと思ったからです。今後ユーザーにサービスを楽しんでもらうために