胃石の大きさはそれを持つ動物の大きさによって、またその食性によって異なる。小は砂程度のものから大は大礫以上のものまでが発見されている。恐竜の胃石は、合計数キログラムにも及ぶことがある。またダチョウが飲み込む石は、時に長さ10センチメートルを越える。 化石の胃石は磨かれて丸みを帯びる[5]一方、現生の鳥類の胃石は全く擦られていない。 ディプロドクス。胃石を持つ動物である。 ふつう地質学の分野では、複数の根拠が無い限り、恐竜化石と共に見つかる岩石が消化を助けるためのものだとは認められない。第一に、その岩石は周辺の地質と相容れないものである必要がある。第二に、その岩石は擦られて丸くなっていなくてはならない。第三に、その岩石の見つかる場所が恐竜の消化器(のあった所)でなくてはならない。ただしホイットル(C. Whittle)は走査型電子顕微鏡を用いて胃石の表面パターンを分析する手法を開発している(