TEDx Tokyo は楽しかった。ぼくは、The blessings of scienceというタイトルで話した。 (講演中の私の写真。TEDx Tokyoのホームページより) 池上高志と、「楽しかったね」と言いながら帰ってきた。英語がベースになると、文脈が変わる。やはり、その言語が育まれてきた関係性の蓄積が違うからではないか。 「この前、トリニティでホラス・バーローと話した時、お兄さんがルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタインと知り合いで、ロンドンで開いていた研究会には、アラン・チューリングが来たと言っていたからなあ」と言うと、池上は、「それを言ったら、オレたちは絶対負けということになるじゃないか」と叫んだ。 まあ、実際のところ、科学や哲学については、そうかもしれぬ。 英語には英語の文脈があり、日本語には日本語の文脈がある。本来、どちらにも優劣はない。すべての言語には、その言語にユニーク