今月中旬から1週間たらずで一時、半分近くまで下落した。世界中の金融関係者などが「バブルだ」と指摘しており、先行きを不安視した投資家による売りが相次いだとみられる。 仮想通貨専門サイトのコインデスクによると、17日に過去最高となる2万ドルに迫る水準をつけた。その後は下落傾向となり、22日には一時、1万1000ドルを割る場面も見られた。 ビットコインを巡っては今月に入り、米シカゴ・マーカンタイル取引所などで先物取引が始まり、大口投資家が買って値上がりするとの期待から、買いが進んで値上がりしていた。 しかし、日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁が21日の記者会見で、「単なる投機の対象になっている」と述べるなど、異常な高騰ととらえる見方が少なくない。北朝鮮がサイバー攻撃の標的にしているとも伝えられる。