学習に時間がかかるなど発達障害がある人たちの運転免許の取得を支援して、社会参加につなげてもらおうと全国の5つの自動車教習所が、ことし春から新たな教習のプログラムを始めることになり、担当者向けの講習会が開かれました。 はじめに全国に先駆けて取り組んでいる栃木県鹿沼市の自動車教習所の古澤正已社長が、「発達障害の人にとって、教習所は敷居が高いという意見が聞かれる。支援の取り組みを全国に普及させたい」とあいさつしました。 発達障害の人が免許を取って運転することに法律上問題はありませんが、学習に時間がかかったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりして、教習所での実技や授業についていくのが難しいケースもあるといいます。 講習会では、鹿沼市の教習所の担当者が、福祉の専門家を配置し、一人一人の障害に合わせて個別にサポートしていることや発達障害がある教習生と接するための指導員の研修方法などについて説明