大阪 堺市で去年、大型バイクに乗った大学生を車で執ようにあおった末に死亡させたとして、あおり運転では異例の殺人の罪に問われた男に対し、大阪地方裁判所堺支部は「怒りに身をまかせて落ち度のない被害者を殺害した」と指摘して被告側の主張を退け、懲役16年の判決を言い渡しました。 これまでの裁判で、検察は、被告の車のドライブレコーダーの映像を公開し、「まれにみる異常な殺人運転だ」と指摘して懲役18年を求刑していました。 一方、被告側は「故意にぶつけたわけではない」と主張し、殺人罪を適用しないよう求めていました。 25日の判決で、大阪地方裁判所堺支部の安永武央裁判長は、被告の運転について「ハイビームを執ように浴びせ続けたり、バイクに同調するように急加速や車線変更をしており、意図的な追跡だった」と指摘しました。 そして、衝突後に被告が発した「はい、終わり」という言葉については「被告は自分の人生が終わった