金物屋をやってる叔父さんがいる。 久々にお盆で帰省した時に聞いた話では、今一番売れているのは殺鼠剤らしい。 もはや金物でも何でもないのだが、どうやら足繫く通ってくる常連がいるので店を畳むに畳めないらしい。 元々は職人と取引して仕入れてそれを売る、包丁を預かって研ぎに出して戻す、ご家庭で必ず必要になるし堅い商売だったと言っていた。 しかしもうコンビニやホームセンターにほぼ需要は吸収されてしまった。広義の意味ではホームセンターこそが今の金物屋の形態なんだろう。 元書店員としては悲しい限りだが、「本屋」、というのはもう終わってしまったのだと思う。 いやいや残っている、と言われるかもしれないが、それはホームセンターを見て金物屋が残っているな、と思うのとほぼ同じだと思う。 金物屋の利点は、在庫が腐らないことだ。人が手を触れなければ金物は錆びないし、まあそうすぐ錆びるようなメンテが大変なものはそもそも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く