経済産業省から「平成20年度我が国のIT利活用に関する調査研究」(電子商取引に関する市場調査)の結果が公表されている。この調査は1998年から継続的に行われているものだ。ただし以前はECの具体的な先進事例だとか結構分厚いレポートを出していたが最近は、薄い報告書しか出なくなってきている。 今年特徴だったのは、金融危機の影響からかBtoBのEC市場規模が1.7%とはいえマイナスになったこと。BtoCの方は13.9%増と依然好調なので差が際だっている。最もBtoBのほうも全ての商取引におけるEC取引分の割合を示すEC化率は13.5%とプラス0.2%なので世の中全体のEC化基調は継続中だと見て良いだろう。 実は個人的にはずいぶんEC化が進んだように思っていたが、BtoBで13.5%、BtoCだと1,8%というこのEC化率にはずいぶん低いと驚いた。 その他レポートの詳細には、いくつかおもしろい項目が