2008年5月17日のブックマーク (1件)

  • 文化庁の小委員会が中間総括案,権利者不明の著作物の流通促進策に議論が集中

    文化庁の文化審議会著作権分科会の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」は2008年5月16日に,2008年度第3回会合を開催した。今回の会合では,権利者不明の場合の利用円滑化について,議論が集中した。 今回の会合では,小委員会の事務局を務める文化庁長官官房著作権課が中間総括案を提示した。この中で,権利者不明の場合の利用円滑化策の具体的な制度設計のイメージとして,二つの案が盛り込まれた。第1案は,権利者の捜索について相当の努力を払っても,権利者に連絡できない場合には,「著作物を利用できることにする」というものだ。第2案は,上記のような事態が発生した場合,「第三者機関に使用料相当額を支払えば,事後の権利追及に対して免責を受けることができるようにする」というものである。ただし相当な努力を払ったことについての立証責任は利用者側が負う。 相当な努力を払っても権利者の連絡が取れない際に,利用許

    文化庁の小委員会が中間総括案,権利者不明の著作物の流通促進策に議論が集中