昨日12日早朝、首都圏のJR、地下鉄、私鉄各線の多数駅で自動改札機の電源が入らないトラブルが発生した。始発からのトラブルだった。JRに限定すると、大宮、川崎、横浜、宇都宮など、東京近郊の約160駅だったらしい。これから都心部へ向かう通勤客が、いわば入り口で故障改札機に遭遇し、システム的には非正規に通過した。社会的な問題はむしろ、首都圏の出口のほうで発生した。一部の通勤客がシステム的に正規通過できないため、混乱をさけるために全面的に改札機を停止することになった。事件は一応、同日の午前中には収束したが、解決したわけではない。 JRなど鉄道会社には損害が出たし、多数の通勤客も不便だったという意味で社会事件なのだが、怪我人などが出たようでもなく一過性の奇妙な事件として忘れ去れるかもしれない。私は、なぜこんな事件が発生したのか、関心を持った。現時点ではあらかた解明されているので私の愚考など意味がない