■永遠のこどもたち (監督:ファン・アントニオ・バヨナ 2007年スペイン映画) 海辺に立つ孤児院で育ったラウラ(ベレン・ルエダ)は、成長してから夫と息子を連れ、再びこの建物を訪れた。それは自らが院長となり障害のある子どもたちの施設として再建するためだった。そのラウラの息子シモン(ロジェール・プリンセプ)は強い空想癖があり、いつも"見えない友達"と遊ぶ子供だった。しかしシモンの空想は次第に強くなり、ある日ラウラは「友達の部屋を見に行こうよ」とねだる息子を強く叱りつけてしまう。それがシモンが失踪するきっかけになるとも知らずに。そしてラウラは、息子が失踪したその日、不気味な子供の影を見ることになる。後にラウラは、それがこの施設で過去に起きた、忌まわしい事件の犠牲者であったことを知る…。 あのギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務めたサスペンス・ミステリーである。監督のJ・A・バヨーナはこれが初監