【台北=伊原健作】台湾の液晶パネルメーカー、中華映管（CPT）は13日夜、民事再生手続きの開始を裁判所に申し立てることを取締役会で決議したと発表した。中韓や台湾の同業との競争激化により、経営不振が深刻化していた。CPTは「パネルの供給過剰と米中貿易摩擦で事業環境が一段と厳しくなった」としている。台湾メディアによると、累積負債の総額は845億台湾ドル（約3100億円）。すでに銀行への債務返済が滞

海外から女性にSNS（交流サイト）でメッセージを送り、言葉巧みに口説いて金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」が横行している。「軍人」や「軍医」を名乗り、一度も会うことなく結婚をちらつかせて送金を迫る手口が目立つ。40～50代女性の被害が目立ち、被害額が数百万円に上るケースも確認されている。【関連記事】「夢中に…」　国際ロマンス詐欺、被害5000万円超も東京都内に住む40代のA子さんは毎月、借金の

【フランクフルト=深尾幸生】独ダイムラーは11日、2030年までに電気自動車（EV）やハイブリッド車向けに200億ユーロ（約2兆5700億円）分の電池を調達すると発表した。1つの車種の中に複数の電動仕様を設け、22年までに乗用車だけで130の仕様から電動車を選べるようにする。長期の調達計画を明らかにすることで電池メーカーに投資を促す狙いがあるとみられる。ダイムラーは電池セルを電池大手から買い、

内閣府が10日発表した7～9月期の国内総生産（GDP）改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0.6%減、年率換算では2.5%減だった。速報値（前期比0.3%減、年率1.2%減）から下方修正となった。法人企業統計など最新の統計を反映した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は前期比0.5%減、年率2.0%減となっており、速報値から下振れすると見込まれていた。生活実感に近い名目GDPは前期比0.