「高松―上海、片道3千円」――。中国の格安航空会社「春秋航空」(本社・上海)の王正華会長は20日、高松と上海を結ぶチャーター便の価格を、1カ月の期間限定ながら最安値を片道3千円とすることを明らかにした。高松市内で会見した王会長は、運賃の安さを力強くアピールし、観光面でも協力する意向を示した。 「今回、上海から日本に7万円ぐらい払って来た。こういう値段は絶対に出さない。特別な料金で運航する」。王会長はこの日、浜田恵造知事も同席した県庁での記者会見でこう述べた。浜田知事は「今後も香川の魅力を中国の人に伝えていきたい。初フライトでは記念行事、セレモニーを開きたい」と応じた。 春秋航空によると、3月27日に運航を始める高松―上海間ではエアバス機を使用。180席あるうち、最安値となる片道3千円(税別)は18席を確保する予定だが、就航から1カ月間の限定販売になる。その後は4千円以上の価格帯での設定を考