英EMI Groupは2日(現地時間)、音楽配信楽曲についてデジタル著作権保護(DRM)無しの「プレミアム」ダウンロードを全世界で実施すると発表した。 DRMを撤廃することで、デバイス間の相互運用性など、ユーザーの使い勝手向上も見込まれ、同社では既存の音楽配信の上位版と位置づける。より高音質を求めるホームオーディオ製品などへの展開や、さまざまなデバイス間の自由な相互利用をメリットに訴求していく。 EMIの発表にあわせて、AppleではiTunes StoreでDRM無しコンテンツの販売を5月より実施することを明らかにした。なお、日本での展開については現時点では未定だが、東芝EMIでは「対応を検討していきたい」としている。 価格については、iTunes Storeの通常の配信楽曲の多くは、ビットレート128kbpsのAAC形式で1曲99セントなのに対し、DRM無しは1.29ドルで30セント高