沖縄本島の北西沖の海底で、銅や鉛、金、銀が沈殿してできた「海底熱水鉱床」と呼ばれる地形が見つかったと、JOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が発表し、日本にとって貴重な鉱物資源の開発につながる可能性があるとして期待されます。 発表によりますと、JOGMECが沖縄の周辺海域を調査した結果、沖縄本島から北西に150キロ離れた海底で、大規模な「海底熱水鉱床」と呼ばれる地形を発見したということです。 「海底熱水鉱床」は地中深くにしみ込んだ海水がマグマなどに熱せられて、海底に噴出する際、噴出口の周りに銅や鉛、亜鉛、それに金や銀が沈殿してできた円錐型の地形です。 今回見つかった「野甫サイト」と名付けられた場所には、20個以上の円錐形の地形が確認され、大きいものは直径100メートル、高さ30メートルあります。 これだけ大規模な「海底熱水鉱床」が見つかったのは、日本周辺では同じ沖縄沖で見つかった「伊