九州電力は28日、新大分火力発電所(大分市)でトラブルが発生したため11万5000キロワットの発電が停止したと発表した。29日に復旧する見込みという。九電は電力需給の逼迫(ひっぱく)で26日に管内の顧客に5%以上の節電を要請したが、節電初日に相浦火力発電所(長崎県佐世保市、出力50万キロワット)でボイラーの蒸気漏れが見つかり、点検のため運転を停止。発電所のトラブルが続いている。 九電によると、新大分1号系列の計6基のうちの1基が、ガスタービンの燃焼器の温度上昇で27日午後7時22分に自動停止。燃焼器の一部が溶けていたことが分かり、新品に取り換える作業を進めている。この運転停止による停電は起こっていないという。 【関連記事】 〔写真特集〕火力発電所 〔写真特集〕地熱発電 〔写真特集〕津波、その瞬間 東北電、被災の新仙台火力発電所が復旧=27日運転再開 【動画】大船渡、陸前高田