地震で不自由な生活を余儀なくされている人たちのために、北海道の苫小牧港では、南極観測船の一部が開放され、被災した人たちが久しぶりの風呂を楽しみました。 8日も午前7時から地震で被災した人たちなどが訪れ、シャワーを浴びたり、湯船につかったりしていて、中には地震後、初めて風呂に入るという人もいました。 震度6強の揺れを観測した安平町から家族で訪れた46歳の男性は、「自宅は今も停電が続き、お湯も出ていません。6歳の息子も久しぶりの風呂を楽しんでいたので、来てよかったです」と話していました。 「しらせ」の艦内では入浴や給水のほか、携帯電話の充電サービスや看護師による健康相談も受けられ、こうした支援をしばらく続ける予定だということです。 海上自衛隊は地震で被災した人たちを支援するため、南極での観測活動を支援する砕氷艦「しらせ」の一部を開放して、入浴や給水などの支援を7日から行っています。 8日も午前