退職の手続きのなかで最も重要なのが残務整理・業務の引き継ぎです。ここをいい加減にすると、会社に大きな迷惑をかけるだけでなく、退職後もことあるごとに電話で問い合わせされたり、ときには呼び出されて処理に当たるよう求められることにもなりかねません。完璧な残務処理のポイントを押さえておきましょう。 自分の退職までの引き継ぎスケジュールを作る:取引先への挨拶も 最初にするべきことは、業務引き継ぎの作業スケジュールを立てることです。とりあえず片づけなければならない仕事がいつまでかかるのか、備品や資料の整理にはどのくらいの期間が必要か、後任者と一緒に仕事できるのはいつからか、取引先への挨拶、上司への報告などをいつまでにすませるかなどを時間の配分を考えながらまとめていきましょう。 このスケジューリングでのポイントは、退職日より少なくとも3日ほど前にすべての残務整理、業務引き継ぎが完了するよう組むことです。