GDBはデバッグ対象となるプログラムのファイル名を知っている必要があります。 これは、 プログラムのシンボル・テーブルを読み込むためでもあり、 また、 プログラムを起動するためでもあります。 過去に生成されたコア・ダンプをデバッグするには、 GDBにコア・ダンプ・ファイルの名前を教えてやらなければなりません。 ファイルを指定するコマンド 実行ファイルやコア・ダンプ・ファイルの名前を指定したい場合があります。 これは通常、 GDBの起動コマンドへの引数を利用して、 起動時に行います (GDBの起動・終了を参照)。 ときには、 GDBのセッション中に、 異なるファイルに切り替える必要がでてくることがあります。 あるいは、 GDBを起動するときに、 使いたいファイルの名前を指定するのを忘れたということもあるかもしれません。 このような場合に、 新しいファイルを指定するGDBコマンドが便利です。