無線で操縦する模型車キットなど約200万円相当を盗んだとして、窃盗罪などに問われた福岡県筑紫野市桜台2、会社社長久保田進被告(36)の初公判が1日、佐賀地裁であり、久保田被告が模型車の組み立て方を聞こうと盗んだ店を訪れたために逮捕されていたことが、検察側の冒頭陳述などでわかった。 起訴状では、久保田被告は3月23日、共犯の男(23)と佐賀県吉野ヶ里町の模型販売店に侵入し、キットなど56点を盗むなどしたとされる。久保田被告は、模型車の組み立て方がわからず、同店を訪れた。 しかし、店によると、模型は輸入品で国内では珍しい商品だったため、店員がすぐに盗品と気づいたという。 被害にあった店長は読売新聞の取材に対し、「被告は、特殊な商品だと知らずに盗んだ初心者ではないか」とあきれていた。