三人の少年が、遠くに浮かぶぼんやりとした輝きに目を奪われた。 「ああ、あの輝きが欲しいなあ」 輝きは彼達に名誉や富を与えてくれるように見えたし、何よりその輝きを見ていると彼達は心が安らいだ。 一人の少年は、輝きに至るまでの道筋を調べる為に、村の古老の家に行った。 一人の少年は、輝きに至るまでの道を、正しく進もうと決めた。 一人の少年は、とりあえず輝きを追いかけて走り出した。 一人目の少年が村の古老の家に着き、輝きの事を話すと、古老は言った。 「輝きへ至る道筋などはない、輝きをもう一度よく見なさい」 少年は、古老が答えをくれなかったので、ガッカリしてもとの場所に戻った。 古老の言う通り、輝きを良く見てみよう。 少年が目を細めて輝きを見ると、中には怖い顔の鬼や獣が潜んでいた。 少年は、恐ろしくなって、輝きから目をそらした。 すると、目の前に可愛らしい少女がいて、輝いて見えたので、彼はその少女と