2007.01.20 不二家と、分断された倫理。 (1) カテゴリ:ヒラカワの日常 ジョエル・ベイカンの『ザ・コーポレーション』によると、 株式会社が生まれたのは、十七世紀後半のイギリスである。 当時は、起業家たちが元手を出し合って事業をおこなうパートナーシップ制が 一般的な事業形態であった。 そこに資本と経営が分離した株式会社というシステムが生まれる。 株取引の中心であったロンドンの仲買人たちは、 そこに一攫千金の夢を見たのである。 インチキ企業の株を売りつける投資家を探してその金を巻き上げるのである。 当初は、株式会社は、このような投機的な舞台に利用され、 イギリスでは腐敗と醜聞の温床になるとの理由で、 株式会社は禁止されることになる。 株式会社はその後、復活するのだが、この発生当時のあやうさは、 現代においても消滅してはいないように思える。 最近の不二家の事件や、雪印乳業、三菱自動車
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