久しぶりに下川さん(id:Emmaus)とお会いし、学芸大学駅近くのほの暗い通りで、そばを食べながら歓談のときを過ごした。静かで落ち着いた店のなかで行き交ったいくつもの話題の中から、私たちにとって重要なのは読み書き能力ではないかという下川さんからの問題提起を紹介させて頂きたい。 10月の第二週、まだ二週間も経っていない先日の話である。いつものように川沿いのルートをジョギングの最中、土手から少し下った場所ににでうつぶせに寝転がっている人を見て、下川さんは一瞬「酔っ払いか」という思いが頭をかすめたそうな。 ところが、それと同時に何か尋常ではないものを感じた下川さんは、土手を下り、相手にかけよって、どうしましたかと声をかける。反応がない相手を仰向けにすると、その顔は酸素不足で青紫に変色するチアノーゼの状態で、確認すると脈がない。状況を理解した下川さんは、通りかかった人たちの助けを借りて、救急車を