充填断熱工法は、柱などの構造材の間に断熱材を入れる方法です。ボード状やシート状の断熱材を入れたり、粒状の断熱材を入れる工法で、木造住宅において広く採用されている工法です。 壁の内側の空間を利用するため、厚みのある断熱材を入れることができる、比較的低コストで施工できる等のメリットがあります。 外張り断熱工法(外断熱工法)は、ボード状の断熱材を柱などの構造材の外側に張り付けていき、住宅全体を覆う工法です。主に発泡プラスチック系断熱材が用いられ、隙間なく断熱材を貼り付けることができる、壁内の空間や床下等を有効活用できるなどのメリットがあります。 一方、外壁と外装材(サイディングなど)の間に断熱材があるため、重い外装材が垂れ下がる恐れがあることから断熱材をあまり厚くできない点、外的環境による外装材のゆるみや地震などにより変形しやすいなどのデメリットもあります。 充填断熱と外張断熱のメリットとデメリ