マイナンバー制度導入は、目下のところ「課税強化」の意味合いが強い。そのため、会社に内緒の副業を持つ人々の間では、しばしば「バイトがバレてしまうのではないか」という話が出る。勤め先への発覚を恐れて、キャバクラなど水商売のバイトを辞めようかと悩む女性もいるようだ。 「副業がバレるかどうかはマイナンバーとはあまり関係ありません」と言うのは、税理士の井出進一氏だ。 「そもそも副業が勤め先にバレるのは、住民税の徴収額が理由です。通常、会社員は給料から住民税を天引きされています(特別徴収)。住民税はその人の所得額によって変わるので、副業である程度稼いでいれば住民税の額も変わり、勤め先に『別の収入源があるな』と感づかれてしまうというわけです」 とはいえ、確定申告して副業分の住民税を自分で納税する「普通徴収」を選択すれば、給料から天引きされる住民税は普通徴収以外の給与所得にかかる分のみ。当然、住民税の額は
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